ゆうまるらいふ

悩めるサラリーマンの頭の中

夏にやり残したことなんぞ無い

夏にやり残したことなんぞ無い

2023年に入ってradikoの有料会員になり、すっかりラジオを聴くことが日課になった今日この頃。ラジオを聴いていると「もうすぐ夏の終わり、この夏やりのこしたことは?」という話題が流れてきた。

そういえばもう8月が終わるらしい。最近は仕事も平和でメリハリが無く、プライベートも妻が妊娠中ということで特に大きなイベントも無く、あっという間に時間だけが過ぎていった。アラサーになってくらいからだろうか、毎月毎月終わりを迎えるのがなんだか寂しく感じるようになった。

 

8月と言っても、社会人には子供の頃のように長期の夏休みもなければ、うちの会社にはお盆休みも無い。夏というものはただただ暑苦しく、それゆえ現場仕事が苦痛で、クーラーで自律神経が乱れる苦痛の季節でしか無いのだ。

そんないつも通りの、どちらかと言えば嫌な季節の終わりが近づいたところで、やり残したことなぞ何も無い。ラジオでそんな話題を聴きながらまず思ったことは「そんなもんないな」というつまらない感想だった。思えば今までの人生で「夏これやりのこしたな〜」なんて思ったことなんてなかった気がする。

 

それこそ学生の頃の夏休みは、まあそれなりには夏らしいことをしていた。家族とキャンプに出かけたり、友達とお祭りや花火大会に行ったり、部活動に熱中したり。夏休みという特別な長期連休があったのが大きいと思うが、夏は特別で楽しかった思い出が多い。しかし大人になってしまうと、夏らしいイベントや思い出というものはほとんど無くなってしまった。

 

そんな話題を上げられて「私は今年まだ海に行けて無いんですよ〜」とか、「夏祭りに行けてないんです」とかいう人ってだいたい陽キャなんだろうな。そういう人たちは仲間と海に行ったりバーベキューをしたり祭りに行ったり、夏らしいイベントをたくさんするんでしょう。いいですねえ。

 

まあそういう夏らしいイベントを楽しめる人って正直羨ましい。そういうイベントが出来る人の方が、いろいろ思い出が出来て人生も豊かになるんだろうし。でも自分含め仲の良い友達が家庭を持ったりして何も考えず自由に遊べなくなってくると、そういったイベントを実行するは簡単なことじゃない。おそらくみんなの子育てとかがひと段落ついたら、また集まってイベントごとが出来るようになるだろうか。

 

あれ、なんかそう考えるともしかしたら俺って夏にやり残したことある?今は家庭があって出来ないけど、自分の好き勝手に時間やお金を使えるんだったら、みんなと県外に旅行に行ったりやりたいことがあるかもしれない。なんかそう考えると悔しいな。あるっちゃありました。この夏やり残したこと。

どうしよブログのタイトル。夏にやり残したことなんぞ無いって言っちゃったよ。なんぞって...まあとりあえずいいか。特別夏にやり残したことって訳でもないし。いつも思ってることだし。ギリギリセーフってことで。このままでいきましょう。

 

さて、まあそんなこんな考えながらも、気付けばあっという間に夏は終わっていく。でも8月が終わったところで、最近は9月でも普通に暑いので夏が終わった感じは全くしないけど。最近は季節の変わり目なんてすっかり分からなくなってしまったけど、みんな昔の名残りというか、学生の夏休みが終わる8月末のタイミングを夏の終わりと表現する場合がほとんどだ。

なぜか昔から夏の終わりの空気は少し寂しい気持ちにさせてくる。不思議だなあ。子供時代の夏っていろいろな、それこそ青春っぽい思い出が詰まっているからか、体が覚えているのだろうか。春や秋や冬には「やり残したこと」なんて話題は上がらないのに、夏だけはそういう話が上がってくる。やはりそれはみんなが夏を特別に感じてるからなのかもしれない。

 

ここ数年はコロナ禍というのもあり、最近は夏らしいことなんてすっかり出来ていなかったけど、改めて「夏の終わり」と言われるとなんだか何も出来なかったことが寂しく感じてしまう。これから子供が産まれたら、せめて夏らしいことでもしてあげたいなと思った2023年の夏。