どうやら風邪をひいてしまったらしい。先週末から妻が風邪をひいていたが、やはりうつってしまったようだ。我が家はお互い病気になると、必ずと言っていいほど移るのでやっかいである。体調が悪いとただ動画を観たりすることしか出来ないが、ようやくブログを書けるくらいには元気が出てきた。今日は「体調不良で会社を休む時にいつも感じているな」と思い出したことを書き綴ることにする。
「体調が悪いから早退した」と、昼に妻から連絡があった月曜日。僕も夕方から頭が痛かったので、自分の仕事を無理矢理終わらせて定時で帰宅した。「なんか体が重たい気がするし、自分もやばいかもしれない」と帰宅早々にシャワーや食事を済ませ、寝る支度をした。
火曜日の朝。熱はないし咳や鼻水といった症状はないが、なぜだか膝の関節が痛い。熱はないのに。会社を休むほどしんどい訳でもない。とりあえず「今日も早く帰れるようにしよう」と仕事に向かい、周りの同僚には「風邪をひいちゃった」なんて話しながら、なんとか仕事をこなしていた。家にあった市販の風邪薬を飲んで行ったが、一向に良くなる気配はない。なんだか時間が経つほどに体が重たくなってきた。さすがに無理かもしれない…。とちょうどこの日は人も多かったし、昼で帰宅することにした。
帰宅した後、その後の1日を布団で過ごし安静にしていたが、次の日の今日、朝起きても相変わらず膝が痛いし少し体も重たい気がする。このまま会社へ行ってもまた昨日と同じ状況になりそうだった為、やむを得ず会社へ連絡し体調不良の為会社を休むことにした。
体調不良で仕事を早退したり、休んだりするのはすごく申し訳ない。特にシフト制の交代勤務をしていた時は、誰かが抜けた穴は代わりに休日の他の班の人が出勤しなければならない為、休むのがとても辛かった。今は日勤業務をしているが、そうはいってもみんなでする仕事のため、急に休むのは申し訳ない。
ただこういう体調不良で早退する時、いつも「体調悪いので帰らせて下さい」と連絡し、車に乗り込んだとたんに元気になる。「今日休ませて下さい」と連絡し仕事を休む時も同様だ。もちろん体調が悪いのには変わりないが、仕事から離れた途端、しんどさが半減するような、元気になった気になるのだ。「なんだかこれくらいのしんどさで帰るなんて申し訳ないなぁ」なんて考えてしまう。まあその状態で仕事に戻ったからといって、すぐにしんどくなってしまうことは分かりきっているんだけれど。
やはり仕事ではそれだけ気を張っているということなんだろうか。それとも知らず知らずのうちに体が拒否反応を起こしているのか。「なんとか乗り切らなければ」という緊張から逃れられた開放感なのか。すべてかもしれないし、他にも理由があるのかもしれない。
体調不良で仕事を休むことに関して、他にも思うところがある。それは体調不良で仕事を休むのは人として当然の権利なのだから、もっと気持ちよく休ませて欲しいということだ。体調不良で急遽仕事を早退したり、休んだりするのはとても申し訳ない気持ちになる。まして他の人に迷惑をかけてしまった時には、ただでさえ体調不良なのに気分まで落ち込んでしまう。
もっと仕事を気楽に休める環境になってほしい。もちろんそんな会社もあると思うが、仕事柄、職場環境から、完全気楽に休める会社なんて実際少ないのかもしれない。僕の職場も、他の人に皺寄せがくる仕事内容だし、よく体調不良で休む同僚のことを陰で悪口を言う人もいる。そんな環境だから、僕は体調不良で仕事を休むのが辛くなる。若い時は多少風邪で熱っぽくても無理して仕事出来ていたが、もうさすがにそこまでの無茶は出来なくなってしまった。働き方改革が叫ばれる現代、こういう働きやすさこそ、人員や業務変革で改善してほしいところである。
明日が休みならば良かったが、今日は水曜日だ。残念ながら明日も明後日も仕事のため、なんとしてでも今晩で治したい。治ったような治ってないような。こんな状態で寝るのも、朝起きるのも憂鬱だ。「なんとしてでも治さねば」と思いながらも、寝る時間が迫ってくるのが辛い。こんなことを考えている時点で、自分がただの社畜だということを実感する。気軽に休める環境の人が羨ましい。そんな職場環境の人って、社会に本当に存在するのだろうか。