ゆうまるらいふ

悩めるサラリーマンの頭の中

いつかこんな文章を書きたい 『いのちの車窓から』を読んで

最近エッセイにハマっている。きっかけは奥さんに借りて読んだ星野源さんのエッセイ集『そして生活はつづく』と『働く男』を読んでから。

 

これまでエッセイ集というものを読んだことが無かったが、これらを読んですっかりハマってしまった。その人の考えていることとか、過去にあった出来事を読むのがこんなに面白いとは。

もともと小説は好きなタイプだったけど、エッセイは小説とは違う面白さがある。まあそもそもジャンルが違うやんって言われたらもうどうしようもないんだけど。

小説とは違う、その人のありのままの文章ってなんだか読んでて面白い。書き手に感じた出来事を面白く書けるスキルがあるからこその面白さなのだろう。

 

そして今回『いのちの車窓から』を読んだ。

この本を含め、星野源さんのエッセイ集を読んで自分もこんなエッセイを書けるようになりたいと思うようになった。こんな風に人を惹きつけたり、共感させたり、面白いと思ってもらえるような文章が書きたい。ブログをやっている人間として、いつかこんな文章が書けるブロガーになりたい。

このブログのカテゴリのひとつを『エッセイ』というジャンルに変えたのもそのためだ。エッセイと呼んで良いものか分からない記事も紛れ込んでいるので、今後整理しようかは検討中。

とりあえず自分の書きたいことだけを書こうと思って始めたブログだが、星野源さんのエッセイレベルを目標に記事を書くようになっていた。そしてカテゴリー名も『エッセイ』に変えることで自分はエッセイを書くんだと意識するようにした。

 

まあでもまだまだ星野源さんと比べてしまうと、自分の文章はまだまだ面白くないなと自分でも思う。ていうか『エッセイ』とすら呼べないのではないとも思っている。

たまに読み返して「まあまあ書けたかな」っていう記事もあるけど、多分一年後読み返してみるとそうは思わないんだろうな。

 

今回『いのちの車窓から』を呼んで、星野源さんにあって自分に無いなと思ったことは二つ。それは普段の出来事と表現力。
星野源さんのエッセイを読んでいると、仕事関係での出来事も多く出て来る。言い訳ではないが毎日同じような生活を送っている自分には、こんなたくさん記事に出来るような出来事は起こっていない。
でもたぶん星野源さんが僕と同じ1日を過ごしたとしても、星野源さんの方がいろんなことに気づき、それをエッセイに書き上げてしまうんだろうなと思う。
そこが語彙力や感性の違いなんだろう。僕が今、身につけたいものだ。あんな感性や語彙力があれば、たぶん僕の普段の日常でも面白く書けるのかもしれない。

 

この『いのちの車窓から』の中でも書いていたが、星野源さんも昔は文章を書くことが苦手だったらしい。それを克服したいと、文章を書く仕事を自分から作ってエッセイを書くようになったそうだ。

苦手だったものを克服しようとする努力もすごいし、それを仕事で克服しようとすることがすごい。そして今ではこんなに面白い文章を書けているんだから本当にすごいと思う。ほら、語彙力無さ過ぎてすごいが3回続けて出て来たぞ。

 

まあそんな語彙力の無い自分に足りて無いものはいろいろあるけれど、僕にはまだ『身の回りを描写する力』が足りないんだと思う。

 

身の回りを描写したり好きな人について書いたりすることは、とても面白いです。

192P あとがきより

 

自分の身の回りで起こった小さな出来事や、人との出会いを面白い文章に出来る力がまだないんだろうな。星野源さんのように、たくさん文章を書いていればいつか面白い文章が書けるようになるのだろうか。

 

僕もいつかこんなエッセイを書けるようになりたい。