ゆうまるらいふ

悩めるサラリーマンの頭の中

僕のうどん変歴

僕のうどん変歴

二十歳くらいまでうどんが嫌いだった。嫌いはさすがに言い過ぎかもしれないけど、少なくとも好んで食べる食べ物ではなかった。当時を思い返すと感覚的なものなので言葉にし辛いが麺の小麦粉感がなんか苦手だった。美味しいと思えなかった。今うどんを食べると何が苦手だったんだろう?と分からなくなるけれど。

 

特に小・中学生の頃はうどんが苦手で、家族でうどんを食べに行く時はもっぱらカレーうどんを選んでいた。濃いカレーの味があればなんとか食べることが出来た。なんとかって言い方はなんか失礼かもしれないけど。でも給食のうどんは美味しく食べてたのを覚えている。給食のあのソフト麺って美味しいよね。久しぶりに食べたくなってきた。

 

その後高校生になっても卒業しても、なるべくうどんを避けて生きてきた。そして高校を卒業して社会に出るて、一人暮らしを始めた。一人暮らしをしていると自然と外食が増えてしまう。そんな時、なぜか分からないがふと、うどんが食べたくなった。1人で外食をする時は同じような店ばかり選びがちだったので、飽きていたからだろうか。近所の丸亀製麺に向かうことにした。

 

数年ぶりにちゃんと食べるうどん。とても美味しかった。自分でもこれまでこの味の何が嫌いだったのか分からないくらい、普通に美味しく食べることが出来た。ほんとに、何が嫌いだったのだろうか。

それから僕はうどんをよく食べるようになった。うどんはもちろんのこと一緒に食べる天ぷらがすごく好き。だいたい2個は天ぷら食べるんだけど、だいたいかぼちゃ選びがち。一人暮らしの時は本当に丸亀製麺にはお世話になった。自炊するのはめんどくさいけど、とりあえず何か食べたいって時にはうどんが安パイだった。友達と遊んだ時に「うどん食べに行こうよ」なんて言うと「え、うどん嫌いじゃなかった?」と驚かれた。そういえばそうだった。いつの間にか僕はうどんが好きになっていた。

 

それから奥さんと出会って、奥さんがうどん好きな人間なのでさらにうどんをよく食べるようになった。いろんなうどん屋さんにも行くようになった。そのうち気づけば外食で1番食べに行くのはうどんになっていた。あんなに食べなかったうどんをまさか1番食べるようになるとは。人生何があるかは分かりませんな。

 

久しぶりに1人で丸亀製麺を食べながら、そんな思いに浸った休日。