人生は無いものねだり。
歳をとってから「あの時もっとこうしておけばなー」と後悔することは多い。
今回は僕の数ある後悔の1つ『一人旅』について。
何か一人旅を思い出すきっかけがあった訳じゃ無いけれど、ふと思いついたので書き綴りたいと思う。
今から数年前、当時の僕は付き合っていた女性と別れ、新たな出会いを探していたがぜんぜん上手くいかなかった。
そこで気分転換も兼ねて縁結び神社を目的に一人旅をすることにした。
それまで旅行に行くのは好きだったが、1人での旅行は行ったことが無かった。
初めての一人旅は神社をぶらぶらしたり、有名なものを食べに行ってみたり。
のんびり旅だったけど結構楽しかった。
誰かと行く旅行とはまた違う楽しみ方だった。
「日常を忘れるためだけの旅行」みたいな感じがした。
誰かと行く旅行ってだいたい観光名所を巡って、その地のグルメを食べる。
そして見たものや、食べたものの感想を言い合ったり、感情を共有したりする。
「すごい!楽しい!美味しい!」っていう感情を感じる。
一人旅でも、同じように観光名所に行ったり、その地のグルメを食べたりする。
でも1人だし、Twitterで呟く訳でもないし、基本的に感じたことは自分1人で感じて終わる。
テンションの上がり下がりも圧倒的に一人旅の方が少ない。
でも、なんだかそれがすごく良い。
自分と向き合うというか、気持ちを整える時間。
あの時はサウナにまだハマってなかったけど、実はととのってたのかもしれない。
結局その後もう一回一人旅に行けたきりで、良い人が見つかって、コロナ禍になったっていうのもあって、一人旅も行かなくなってしまった。
結婚したし、もうそろそろ子供が欲しいと考えているので、人生でもう一人旅をする機会は訪れないかもしれない。
今思うと、1人で毎日同じように過ごしてた時とか、旅行にあんまり行ってなかった時とか、もっと一人旅しておけば良かったなーって。
今はサウナという新たな趣味も増えたので、県外のサウナにも行ってみたいし。
サウナを目的にした一人旅、あの時もっとしておけば良かったなーって今になると思う。
もし今何も考えず一人旅をすることが出来たら、どれだけ楽しいのだろうか。