ゆうまるらいふ

悩めるサラリーマンの頭の中

アイドルオタクでいられる年齢



アイドルオタクでいられる年齢とはいつまでなのだろうか。

「あなたいつまで若い子ばっかり追いかけてるのよ」とか、周りから嫌なことを言われる年齢とかそういう事ではなく。メンバーを見て可愛いなーとか、この曲いい曲だなーとか、番組見て面白いなーとか、いつまで思えるんだろうか。

 

僕は今年で28歳。ちょうど高校生になった時にAKB48にハマった。そしてその年にAKB48が爆発的人気を得て、俗に言うアイドル戦国時代に突入した。AKB48からハマり、次は広く浅くいろんなグループを好きな時期があり、その後乃木坂46にハマり今に至る。そう考えるともう13年程アイドルオタクをしている。

いろんなアイドル史と共に青春時代を送れて、本当に幸せだったと思う。

 

アイドルを追いかけていて、楽しかった思い出がたくさんある。高校生の時はお小遣いを貯めて、隣県で開催されたAKB48の握手会に参加したり。社会人になると友達4人と2ヶ月おきくらいに乃木坂のイベントへ遠征し、みんなでホテルに泊まってお酒を飲んで。イベントだけでなく普段からアイドルについて語りあう。

20代前半はそんな感じで過ごした。今でもそのことについて友達と話すと「あの時は本当に楽しかったよなー」と話し合う。

 

もちろん今でもアイドルは好きだ。でも昔よりは、熱は冷めてしまっているのかもしれない。みんな20代後半になると結婚したり、仕事など他にやりたい事が増えてきて、みんなでイベントに参加することはすっかりなくなってしまった。

みんな徐々に、アイドルを観る時間が減ってしまった。

 

僕は今でもアイドルが好きで、社会人になってからずっと、乃木坂46が好きだ。あまり古参アピールをするのも印象が悪いししたくないのだが、初期の頃から応援していて、今でもずっと最強なアイドルグループである乃木坂46は本当にすごいと思う。

最近はイベントには行けていないが、乃木坂の曲を聴いたり、乃木坂工事中を見たり、乃木坂のメンバーが出ているラジオも聴いたりする。

 

でも友達は僕が「この曲のMVめっちゃいいよね!」と言っても「まだ見てないや」という事が増えてきた。ちょっと寂しいなーと思ってしまう。まあもう28歳なので、しょうがないのだろうか。みんなアイドル以外にも好きなことはあるだろうし。

ただ、果たして自分はいつまでアイドルオタクなのだろうか。

 

すでにオタクと呼ばれるものに含まれているのかも分からないところではあるが。これからも別に1人でイベントに参加する気はないし、ましてやこれから新たにアイドル仲間を探すつもりもない。

なので今後はイベントに参加して「乃木坂最高!!超楽しかった!幸せ!」みたいな瞬間はもう訪れないだろう。遠征先でみんなと泊まって遊ぶ、あの楽しさはもう訪れないだろう。

 

だけどアイドルの曲を聴かなくなる、番組を観なくなる、MVを観なくなる、そんな時が僕にも来てしまうのだろうか。青春時代からここまで、ずっとアイドルがある生活をしていたので、そんな事は考えられない。

でも28歳になり、メンバーのほとんどが自分の歳下という年齢になってしまった。このまま歳をとっていくと、メンバーに対する可愛いという感情にも多少変化が起こるのだろうか。アイドルの曲を聴いても、ハマらなくなってしまうことがあるのだろうか。

 

そうなった自分を考えると、ちょっと寂しいなーと思ってしまう。出来れば今の感性のまま、アイドルを応援していたい。

イベントに行くことは無くても、細々と、アイドルを好きな自分でいたい。