ゆうまるらいふ

悩めるサラリーマンの頭の中

人の誘いを断ると落ち込んでしまう

人の誘いを断ると落ち込んでしまう

 

僕は人付き合いが苦手だ。相手の顔色を伺いすぎるせいで、自分の発した言動で「今の嫌な気持ちにさせたかな?」と不安になる。本来の自分を曝け出して人と接するのもなかなか出来ない。心を完全に許せている友達はほんのわずかだ。

それももしかすると相手の顔色を伺いすぎているのが原因の一つなのだろう。そんな考えすぎてしまう性格だから、友達が少ないのかもしれない。職場等でそれなりには話す人はいるけど、休日にどこかへ出掛けるほどの仲が良い人はあまりいない。

 

相手の顔色を伺ってばかりな人間は、自分から人を誘うのも苦手だ。そして同様に、人から誘われるのも苦手だったりする。人から好かれなくても孤独でも別に良いという人なら人からの誘いなんてきっぱり断ればいいだろう。そのうち「この人は誘っても来ない人」認定をされて終わりだ。

だけど僕みたいなめんどくさい人間は、人付き合いが苦手なくせに寂しがりだ。1人の時間は大切にしたいけど、孤独になりたい訳じゃない。それなりに友達は欲しいし、誰かと繋がりはもっていたい。

 

先日、休日の昼間に会社の同期から急に電話があった。これから急遽家族でバーベキューをする事にしたから、良かったらどうですかというお誘いだった。だがその電話をもらった時には、もうすでにしっかりとお昼ご飯を食べた後で、今まさに食後のコーヒーを淹れているところであった。そんな絶妙なタイミングだった。

その家族とは昨年も別の同期家族も交えてバーベキューをした仲で、別に嫌だとかなんか楽しくなさそうとかそういう気持ちはない。ただその日は僕の奥さんは仕事だったし、どうやら他の参加者は僕だけになるらしい。まあ若干気まずいというか気を使いそうな気もしないでもない。

同期の小さい子供に会いたいし、楽しそうかなとも思ったが、いかんせんタイミングも悪い。のんびりやるし、お酒も飲んでいいよと言われたが、その日は近々あるゴルフ大会に向けて練習もしたかった。これからのんびりとコーヒータイムを楽しみたい気持ちもある。でもせっかくの誘いを断るのは申し訳ないし、今後誘ってくれるきっかけを増やせるかもしれない。

 

そんないろんな葛藤を数分のうちに脳内で繰り広げた結果、結局この日はお断りする事にした。そしてその後しばらく、せっかくの誘いを断ってしまった事による罪悪感が付き纏った。

誘ってくれた同期が悪い訳ではない。むしろ嬉しかったのだ。どうでもいい相手からの誘いを断ったくらいじゃあ、まあ少しは萎えるかもしれないけれど大した事はない。だけど「この人との仲は大切にしたい、嫌に思われたくない」という相手からの誘いを断ると、断った後に落ち込んでしまう。

 

この感覚は人の相手の顔色を伺う感覚に似ている。というか要は一緒で、嫌われてないかと顔色を伺った結果なのだろう。あとは「こんな人付き合いが悪いから、もっと仲良くなれないのかもしれない、だから友達が少ないんだ」と自己嫌悪に陥ってしまう。お互い気軽に誘い合う仲だったら、今回は残念だけどとなるけど、まだそこまで行っていないけど内心仲良くなりたいくらいの関係性の人だとより落ち込む。

 

こういった感じで、せっかくお誘いを受けたのに断ってしまった時は落ち込んでしまう場面はたまにある。その度に落ち込み、少し自己嫌悪に陥る。だからといって我慢して誘いを引き受けても、一応断るには何かしら理由があるから断る訳で。そのメンツだと気まずいとか、すごく気を使って疲れそうとか、他にやりたいことがあってそれをした方が楽しそうとか、タイミングの問題とか。

「前回誘ってもらったけど、断っちゃったからこの日どうですか?」と誘えたらいいのだろうけど。それが出来ればここまで悩んでないし苦労していない。まあそういう人が友達多いんだろうな。だいたいこんなふうに悩み事がある人間は、そうでない人が当たり前に出来ることが出来ない。だから悩む。人生は難しい。

 

と、まあ最近感じた悩みを書き綴ってみたが、この問題は解決するのが難しい。文章にしてみたところで、自己解決が出来なかった。解決方法としては、自分から誘う機会を探ってみる他ないのだろうか。気にしないようにするのもそうかもしれないけど、それこそ難しい気もする。ただ一つ言える結論は、人付き合いは難しい。実はけっこうみんな同じ悩みを抱えていたりするのかな?いや、そうでもないか。