ゆうまるらいふ

悩めるサラリーマンの頭の中

Instagramばかり見ていると、住んでもないのにマイホームブルーになる

Instagramばかり見ていると、住んでもないのにマイホームブルーになる

 

明日は待ちに待ったマイホームの引き渡しと早速新居への引っ越し。ハウスメーカー選びから数えると、ここまで1年と4ヶ月くらいが経った。長かったような、過ぎてみるとあっという間なような。

家づくりをする中で、1番間取りやハウスメーカー選びの参考になったのはInstagramだった。それまで始める理由が無く触れてこなかったInstagramだったが、家づくりの情報を得るためにと初めてアカウントを作った。間取りも決まって外壁やらなんやらも決まって、もう何も変更出来ませんよとなっても、Instagramで家づくりの投稿を見るのは楽しくて今でもついつい見てしまう。

 

Instagramに投稿される家は、どれも今どきでおしゃれな家が多い。『ホテルライクな家』と言われる家なんかは、本当にお高いホテルのような、超おしゃれな空間が演出されている。その他にも外観がこだわっていておしゃれなもの、広いリビング、吹き抜けや中庭、広い庭があるお家。どれも見ていて「いいなー」と憧れる家ばかりだ。

そんな今どきのおしゃれな家をたくさん見ていると、まだ住んでもないのにマイホームブルーになってくる。もちろん自分の家は外観も間取りも気に入ってる。だけどInstagramにあるような、おしゃれな家と比べると我が家はよくある新築の家という感じだ。

 

我が家のこだわりと言うものを挙げるとするなら、将来平屋使い出来るようにと考えた間取りだ。一階に3畳のファミクロ、リビング続きの4.5畳の洋室。洗面台は奥さんのこだわりでドレッサーテーブル付きの大きめのものを選び、リビングにはスタディスペースを作った。

ただそうなると、ほぼ総二階で延床面積37坪の我が家では、リビングの大きさは限られてくる。今流行りの広いシューズクロークなんかも憧れはあったが、我が家は玄関を広くする余裕は無く最低限のものとした。

 

土地も約50坪で、これ以上家を大きくすると駐車場や最低限の庭部分も無くなってしまう。もちろんお金もかかる。しがないサラリーマンの給料では、毎月のローン返済額は今の金額でも一杯一杯だ。もっと大きな土地、大きな家が理想だが、現実的に考えるとすべての願望を叶えるのは難しい。

もっとこだわったおしゃれな家を作りたいという願望もあったけど、それよりも現実的な、使いやすさを重視した。間取りを決める段階から、奥さんは「おしゃれな家も憧れがあるけれど、身の丈にあった家の方が良いし落ち着く」と言っていた。確かにたまにめちゃくちゃおしゃれすぎる家なんかをみると、逆におしゃれ過ぎて毎日住んでいると落ち着かないんじゃないかとも思ってしまう。だいぶ僕の頭は庶民派らしい。

 

だけど「もしももっと大きな土地で、こだわった家を作れるのなら」と考えるとワクワクする。最近は完全プライベートな空間が演出出来る、中庭がある家なんていいなーなんて思っている。中庭でなくても大きめのインナーバルコニーや、屋上を作るなんて選択肢もあるだろう。あとはもっとリビングを大きくして、もっとおこもり感のあるスタディースペースを作ってみたり、もっとリビング収納を充実させたり。「あれもいいなこれもいいな」と妄想が尽きない。

 

たまに「こんなにおしゃれな家いくらで建ったんだろう」と思うような家が多くある。土地代やら、外構費やら諸経費やらすべて含めたらいくらになるのかがすごく気になる。もしそれが数百万以上も自分たちよりも高いのなら「やっぱり自分たちには身の丈に合わないね」となるし、もしそこまで変わらないのなら、なおさらマイホームブルーになってしまいそうだ。

 

Instagramを含めSNSはいいところばかりを載せているとも聞くし、実際周りにSNSでよく見るようなおしゃれな家は少なくて、実際は我が家のようなよくある家って感じばかりだ。SNSの悪い影響を受けているのかもしれない。我が家は身の丈にあった家なのだ。お金やらをすべて含めて、自分が作った家が1番良い。